カンペー太君

28年間知らずに生きてきたが、我が家に“しきたり”がある事が発覚。
ひとーつ。夕食前に風呂に入る者があればあがるまで待って夕食を食べる。
ひとーつ。けれど夕食は全員揃わなくても食べてよい。
ひとーつ。ホットプレートを見て「今日焼き肉?」と発言してもよいが、実際のメニューと異なるお手つきは3回までとする。
えぇーー?何だよソレ〜。
でもまー、今まで言及されなかったのは何気にしきたりに沿っていたからでしょうね。
こんにちはッ。管理人のあいです。
〜想ひ出〜
誰しもそう呼べる、いい想い出のひとつやふたつあるでしょう。
思い出すと切なくなるような。。。麦茶と間違えてそばつゆを飲んだ時にも似た感覚が。
今日はワタクシのふたつしかない想い出のひとつを語ってしんぜよう。
知り合って間もない男子の部屋に初めて遊びに行った時。
まだ、親密でない男女は互いの欲望をひた隠しにしながら、どうでもいい音楽の話をしたりして場をつなぐ。
一番手近にあったカーペンターズのCDを手に取るワタクシ。
『あ、カーペンターズ。懐かしいなぁ。私ね、中学の頃よく聞いてたよ?』
「え、ホントに?」
『うん。友達のお母さんが聞いてて、それでね。』
「俺はね、ドラマの主題歌になったりしてていいなって思って。』
『ねッ、久しぶりに聞いてみたいな。』
「いいね。」
パカッ←CDを開ける音
運命の瞬間。
フォーリンラブ。
そこにはCDと共に佇む一本のリアルファー(インモウ)が。。。
何故あなたはここにいるの?
僕はどうしてここにいるの?
それは、隠れんぼで忘れ去られた子供のようにワタクシ達の涙を誘ったのでございます。
そして。
その男子がカーペンターズのCDで何をしていたのかは今となっては真相は闇の中でございます。