音速の軽トラック

ここに音速の軽トラと言われる車がある。
見た感じは普通。
普通にボロいし、普通に汚れてるし、普通にガタが来ている年相応の軽だ。
まだまだ使える感じ。
荷物もたくさん積めるしさぁ。
だからみんな好き勝手に荷物をポイポイ投げ込むんだけどね。
それに速いの。外車なんかもあっという間に抜いちゃうの。
で、見えなくなる。
けどね。
目の前にいなくなったからって、もうずうっと先に行ってしまったワケじゃなくて、実は物陰に隠れてほとぼりが冷めるのを待ってるだけなの。
ただそれだけなの。
全然音速とかじゃなくて、むしろエンジンにガタがきてるボロい軽トラなの。
荷物だって思ったより積めないし。ガラクタばっかり積んじゃってね。
やっぱり軽は軽なんだよね。ボロはロボじゃないんだよね。
ダメだよね。
お久しぶりですッ。管理人のあいです。
長い間留守にしてしまいました。
ご心配下さった方々、励まして下さった方々、すんません<(_ _)>
ワタクシがワガママだったのです。
もうどーしよーもないダメ人間ですね。それを再確認致しました。
んもーッ!君たち!ワタクシを殴ってくれ!グーで!しかもグーでッ!
ヤダッ、やっぱり優しくして・・・( p_q) 
そう言えば、幼い頃からいい加減人間だったワタクシは母に怒られるたびに
『今度からちゃんとします!今度から!』
とことある事に言っていて、結局今でも言っています。
進歩ナシ子です。チンポなし子です。
ごめんなさい。
そして母から聞いたこんな昔話を思い出しました。
「ごちゃごちゃ言ってねぇで飯を食え。」
『いやじゃ。こんな不味いもん。』
「このバカタレが!動物だったら弱った子供は食われるんじゃ。おかあが弱った子は食っちまうんだぞ。」
『いやじゃ!動物じゃないし!』
「いいから聞け。」
『うー。』
「おめぇなぁ、ちょっと前まで人間も動物みてぇなもんじゃ。腹が減れば弱った子から食う。腹がふくれりゃあ、また子作りができるってもんよ。」
『おっかねぇよー。』
「ああ、嫌な話じゃ。ちょっと前まで自分の子が可愛いなんて誰が思うか?みんな自分だけで精一杯だった。最近の若い女も自分の子供だけは可愛いて、結構じゃな。ふふふ。」
『そんな話聞きとうないよー。』
「ああ、今はいい世の中だ。子供はみんな愛されるようになったし、大事にするもん。まわりがそうなってきたもんな。食われることもない。」
『食われとうないよー。』
「まあ、泣くな。昔はひどかった。むごいことも当たり前じゃった。でも誰かがこんな世の中終わりにしたいと思ったんじゃ。いろんな思いが合わさって今のようないい世の中になったんじゃ。ふふ。でもまあ、少しは無理もあるけどな。昔よりはマシじゃ。ずいぶんな。わかったか?わかったら飯を食え。ほうらこの汁の肉、きれいな赤身じゃろう?」
えーと、何かうまいモノでも食って出直します。